設置する施設の概要

沿革
　 創立者三田俊次郎は、岩手県における医療の貧困を憂い、医師と看護婦の養成の必要性を痛感し、明治３０年私立岩手病院（岩手医科大附属病院の前身）を創設、その創設と同時に岩手産婆看護婦養成所を併設し、明治３４年に私立岩手医学校設立、明治４５年に岩手医学校は廃校となったが、昭和３年岩手医科大学の前身である私立岩手医学専門学校を設立した。
　 大正９年に財団法人岩手済生医会を設立し、設立と同時に岩手病院並びに看護婦養成については、本法人に経営が移管されることになった。その後、岩手病院は昭和３年財団法人岩手医学専門学校（岩手医科大学の前身）が設立する際にその附属病院として分離、移管し、看護婦養成については経過を経て、現在の岩手看護専門学校として継承され現在に至っている。
　 昭和６年には、結核患者の蔓延を憂い、結核患者の医療施設として岩手サナトリウムを開設した。昭和８年には、精神病学の臨床実習のための専門病棟の必要性を痛感し、岩手県では最初の精神障がい者のための医療施設である岩手保養院を開設した。
　 更に、本法人は、高齢化社会の到来を予測し、その中でもリハビリテーション医療が大きな役割を担うとして、昭和５５年に理学療法士、作業療法士の養成のため、岩手リハビリテーション学院を開設した。
　 その後、精神障がい者の社会復帰施設として、平成１３年にさわやかホーム、平成１４年に加賀野の里を開設した。
　 歴代の理事長は、創立者三田俊次郎の創立の精神である「誠の人間の育成」と「医療は済生済民の基本であるとの思想」を脈々と継承し現在に至っている。

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年譜